ひらおかゆみのなげやりブログ

もう、なげやりです…

私が本当にやりたいこと

こんばんは。

 

Twitterのプロフィールには書いているのですが、私は物心ついた時から天体が好きで、特に太陽系の未知の惑星に興味を持ち続けていました。

 

私が最初に学校で習った太陽系の惑星は、

水星、金星、地球、火星、木星土星天王星海王星冥王星

の9つでした。中学に入ってすぐだったかな?記憶はあいまいです。

 

私の興味を引き付けたのは、惑星の軌道が「ケプラーの法則」、より包括的な「万有引力の法則」によってかなりの精度で計算できるということ。そして、それが海王星発見のきっかけとなったという歴史的事実です。中学の時に高校生用の地学の参考書を買って、いろいろ調べました。

 

天王星は1781年、天文学者ハーシェルが偶然に発見しました。ところが、その軌道は計算された軌道よりかなりずれていたのです。そこて立てられた仮説が「天王星のすぐ外側に未知の第8惑星が存在し、その重力の影響で天王星の軌道が計算値からずれている」というもので、測定値と計算値の誤差から「第8惑星」の軌道と規模が推定され、ほぼその通りの天体が1846年に天文学者ルヴェリエによって発見されました。

 

このことを知った当時中学生の私は、もし冥王星の軌道が実測値と計算値でずれがあるようなら、それは「太陽系第10惑星」の発見につながるはず、と早合点しました。SPARCというコンピュータを入手して、惑星の軌道計算シミュレータの開発を始めたのもそれが理由です(結局、私の力不足で実現できませんでしたが)。

当時の私の考えは確かに正論でした。でも、そんなことは私の生まれる2年前以上から天文の世界ではわかりきっていたこと。私の未熟さを感じるとともに、もっと深く天文のことを知りたいという思いが私を支配してゆきました。

小惑星 #15760 "1992 QB1"

冥王星より外側を公転する小惑星で、はじめて発見された天体です。この星は発見から20年経った現在でも正式に命名されていなくて、仮名の"QB1"(キュービー・ワン)と呼ばれ続けています。QB1と似た性格の小惑星がその後もたくさん発見されていて、それらは第1号のQB1にちなんで「キュビワノ族」にカテゴライズされています。QB1の発見はその名にもある通り1992年のこと。私が生まれて2年後です。

 

QB1をはじめとする冥王星周辺、もしくはそれより遠くの小惑星はtrans-Neptunian objects (TNO)、直訳すれば「海王星の外側に位置する天体」、日本語では「太陽系外縁天体」と呼びます。文字通り、海王星より外側の天体を意味します。現在、準惑星となった冥王星は「冥王星族」というグループのTNOに分類されています。

 

TNOは現在も世界中でたくさん発見されています。惑星の定義を見直すきっかけを作った準惑星エリス」(2003 UB313)、少し遅れて準惑星となった「ハウメア」と「マケマケ」、準惑星の有力候補「クアオアー」「オルクス」「イクシオン」、そして現時点で太陽系で一番外側にあるとされる「セドナ」ーーこれらは未知の部分が多く、これからいくらでも調査の余地がある天体ばかりです。

 

私自身が未知の惑星を見つけるという野望は、見事に打ち砕かれました。その代わり、太陽系のほとんどは実は未知の領域で、私でも研究の余地が残っていることもわかってきました。そこに私が本当にやりたいことが眠っている、そう信じています。